OF の解釈

みなさまおはようございます。huromy です。

 

 

今回は"OF" を扱います。

 

"A of B"= 「B のA」と習ったと思います。ここで一言いいですか?

 

 

それやめませんか。

 

 

どゆこと?と思った方もいらっしゃると思います。

 

私が言いたいのは、"A of B"を見たときに、いちいち、「B のA」と後ろから訳すのをやめませんか、ということです。

 

じゃあどうするんだよ、ってなりますね。ここで役に立つのが基本イメージです。私の考えるイメージを用いることによって、後ろから訳すことが不要になります。

 

それではやっていきましょう。

 今日の目次です。

 

 

1. "of" の基本イメージ

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"of" の基本イメージは上の通りです。言葉にすると、「繋がっている」が適切でしょう。私はもう一つ、「前後の弱い関係」と考えると良いと思っています。

 

 

ところで"of" には他の前置詞と比べて意味が多いということを知っていますか。"for" の次に多いような気がします。他のサイトを見ればいかに意味が多いかがお分かりいただけるでしょう。

 

もちろんそのすべての意味はイメージの派生で生まれたと考えられるのですが、そのたくさんの意味についてここでは触れないことにします。

 

 

 

 

2. "of" の例文いろいろ

いくつか例文を提示してみます。イメージを頭に浮かべながら見てみてください。そして後ろから訳して綺麗な日本語訳を作ろうとするのではなく、単語と単語の間にある程度の繋がりがあることをイメージして、文全体の意味をなんとなく把握しようと努めてみてください。

 

 

 

ex)  

 a glass of orange juice 

the gulf of Tokyo   (gulf: 湾) 

May I ask a favor of you? 

Mr. Tanaka is afraid of ghosts. 

I'm thinking of you. 

The picture reminded me of my hometown. 

I'm slow of washing dishes. 

She died of cancer. 

 

 

 

それぞれ

 

 

グラス⇔オレンジジュース

湾⇔東京

親切な行為⇔あなた

恐れている⇔幽霊

考えている⇔あなた

私⇔故郷

遅い⇔皿洗い

死んだ⇔ガン

 

どうでしょうか。イメージから考えても良いですし、「前後の弱い関係」または「繋がっている」という言葉でも解釈が可能だと思います。

 

 

もう少し長い文でも練習してみましょう。

 

ex) 

Most of  people say that they have to take better care of their children because they don't have to think of money. 

 

 

We must develop and maintain the capacity to forgive. He who is devoid of the power to forgive is devoid of the power to love. There is some good in the worst of us and some evil in the best of us. When we discover this, we are less prone to hate our enemies. 

                                                                                                        Martin Luther KIng, Jr.

 

 

 

いかがでしたでしょうか。2つ目は相当難しいと思います。そもそも単語が難しいですしね。繰り返しますが、大事なのは、後ろから訳さないことです。前から前から、イメージを使いながら理解していくことです。

 

2つ目の方を少し解説(?)します。

我々は発達させ、保たなければならない。能力を。許す。彼(一般の人)、力に欠けている。許す。は欠けている。愛する力。いくらか良さがある。悪い時の我々にも。そしていい時の我々にも悪さはある。時、我々が発見する、これを、我々はしにくくなる。敵を憎く思う。

 

日本語だけ見ると、は???って感じですよね。

 

でもこれを見てから、もう一度英語を読んでみてください。わからなかった単語の意味や文構造が何となくわかって、理解しやすくなっていると思います。

 

わからなくっても、大丈夫です。テーマが難しいのと、文脈から推測ができないからです。テーマに関しては、TOEICTOEFLでも扱われないようなテーマです。日本国内だと、「名言 英語」とか調べないとこのような文には会わないでしょう。

 

 

だから全く問題ありません。大事なのは"of" のイメージを理解して、繋がっているという感覚を持つことです。

 

 

"of" に関してはこれで以上です。というと、いろんな人から叱られてしまいそうです。たしかに"of" にはもっとたくさんの意味があるし、イメージだけで対応が難しいような熟語もあります。 

 

しかし、ほとんどの意味はイメージによって解釈が可能です。例えば、"of cource" は一見、あまり関係がなさそうに思えます。ですが前後の文脈が、一定のコース、つまり道に必然的に繋がっている、と考えたら「もちろん」という意味になります。

 

 

 

 

 3. 終わりに

 今日は"of" を取り扱いましたが、いかがでしたでしょうか。

 

「繋がり」の前置詞"of" です。人間と一緒ですね。

 

我々は様々な人との関わりを求め、その繋がりの中で生きていきます。今は感染症への対策を講じなければならないため、以前と比べると、繋がりは希薄になったのではないかと思います。

 

ところで、それが私たちに与えているのはマイナスの影響ばかりでしょうか。考えてみたことはありますか。

 

 

話は少し変わるのですが、大学の授業でおもしろいことを勉強しました。簡単に言うと、一見長所と考えられることでも、視点を変えるとそうではなくなることがあるのです。短所についても同様です。

 

そんなこと知ってるよ、という声が聞こえてきそうです。

 

 

では、それを今の社会や自分に当てはめて考えたことはありますか。

 

 

コロナ禍で大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思います。

・大学1年間をずっとオンライン授業で過ごした方

・コロナ禍でバイトの収入が減ってしまった方

・解雇されてしまった方

・なかなか売り上げ、業績が伸びない方

 

なかなかこの環境を変えることは難しいでしょう。

 

 

ですがこのような環境を「どう捉えるか」、は変えることが可能です。

 

 

家にいる時間が増えたなら、ずっとスマホを見るのではなく、資格の勉強をしたり、本を読んだり、将来について深く考えてみたり。

 

今までの仕事がなくなってしまったなら、それは新しいことを始めるチャンスになります。

 

今までのやり方でうまくいかないのなら、それもまた新しいことを考え、挑戦する良い機会になるでしょう。

 

 

 

しんどい中でも、きっとプラスの光はあります。普通に過ごしていては見えません。見つける努力をしましょう。発想を変えましょう。

 

 

物事には無限の解釈が可能です。それを知るだけで、一回りも二回りも成長できるはずです。

 

 

今回はこの辺で。なんだか"of" よりも、最後の方がボリュームのある内容になってしまったような気がします笑。

 

ご覧いただきありがとうございました。次回は"from" を扱う予定です。