"At" の解釈 

 

AT についての悩み・疑問

・時間を表すときに、on / in など他の前置詞と迷ってしまう。

・go to と arrive at にニュアンスの違いはあるの?

・at the store は、店の中、それとも外?

・イディオムが覚えられない、なんで at じゃなきゃいけないのかがわからない!

  (good at, at peace etc...)

 

 

 

 

 

これらを解決します!!!!

 

 

みなさまお疲れ様でございます。ふろみーです。

 

 

今回は前置詞 "at" について、私なりに説明をしてみようと思います。簡単なようでいて、実際に使うのは難しい前置詞です。前回までのように、イメージを基にして捉えていきましょう。

 

 

1. at のイメージ

 前置詞 at のイメージは以下の通りです。

 

 

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 イメージワードは、「複数の中から1つを選ぶ、狙う」です。

 

 

2点、注意しなければならないことがあります。1つ目は、狙う1点は止まっている場合が多いのですが、動いている場合もあるということです。(at the bird)

 

2つ目は、「狙う」のですが、狙った1点に完全に到達していないこともあるということです。そこまで大事なものではないので、急いでいる人は飛ばして読んでください。

 

クイズです。2つの文で、サルを撃つことができたのはどちらでしょう。

 

1) He shoot the monkey.

 

2) He shoot at the monkey. 

 

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サルを撃ち殺すことができたのは、1) です。at は狙う、というイメージがありますが、到達のイメージは持ち合わせていません。特別大切なニュアンスというわけではないので、余力があったら覚えておきましょう。それよりも大切なのが次からのトピックです。

 

 

2. at の使われ方

例文を提示しながら、それぞれどのように at が使われているのかを説明していきます。

 

We are going to meet at the store. 

 

待ち合わせの場所の候補は、the store の他にも、the restaurant でも my home など複数あったが、the store を選んで、そこで待ち合わせをすることにした。この、複数の中から1つを選ぶ、という感じが at のイメージとマッチしていますね。一番簡単な at といえるでしょう。

 

その他に考えてほしいのが、at は地点としての場所というイメージがあります。つまり、 the store の中、というよりは、地図上での the store という場所、という感じになります。本来は、買い物をする場所としての the store を、ただの地点としての場所、という意味にしてしまうのが at です。(このことに関しては、また後で扱います。、

 

 

I'm good at English. 

 

これも難しくありません。国語、数学、化学など、様々な強化がある中で、英語が得意、という感じですね。

be good at/ be bad at : ~が得意/ 不得意

よく使われますし、英作文でも使える表現です。

 

 

A drawning man will catch at a straw. 

 

 

少し難しくなりました。「溺れる者は藁をもつかむ」ってやつです。

 

まず着目したいのは、will です。「するだろう」とすぐに訳してしまいがちですが、意志の意味を覚えておきましょう。今の場合は「しようとする」が適切ですね。

 

話を at に戻しましょう。なぜ、catch a straw ではないのでしょうか。考えてみましょう。ヒントは、場所の at です。

 

 

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難しいですね。

では、自分がおぼれている場面をイメージしてみてください。(恐)

 

いきなり、脚をつってしまいました。足場を探そうとしますが、見つかりません。それでも何とか助かろうとしてもがきます。

 

そんなときに、藁が浮いているのを見つけました。

 

あなたは、そんなことしてもどうしようもないと思いながらも、藁をつかもうとするでしょう。

 

しかし、焦っている人が、水面で揺れている藁を確実につかめるでしょうか。

 

ここに、at が使われる理由があります。

 

 

おぼれている人が、確実に藁をつかめる、つかんだ、という保証はありません。では、おぼれている人は何をつかむかというと、「藁があると思っている場所」をつかむのです。

 

 

ポイントは、対象への未到達、そして at の場所化です。未到達は、わらをつかんだかつかんでいないかがわからないというだけの話です。

 

at の場所化は、先ほども少し触れましたが、at の後ろに名詞を置くことによって、その名詞の持つ機能を失わせて、その名詞の場所、という意味になるということです。例えば、the restaurant は、食べたり、飲んだり、おしゃべりしたりするところです。しかし、at the restaurant ではその機能は大事ではなくなっており、むしろ、地図上においての the restaurant の場所、ということになります。

 

 

話を元に戻します。藁は本来、飼料にしたり、生活用具を作ったりするものですが、その用途は at the straw では大事ではありません。

 

the straw の場所、そこをおぼれている人がつかもうとする、つかめたかどうかはわからない。このニュアンスを出すために、 at が使われているのです。

 

 

 

3. その他の前置詞との使い分け

〇 go to と arrive at 

 

どちらも、場所への到達を表す表現ですね。和訳だと「行く」、「到着する」というように訳されていることが多いです。では、そのニュアンスの違いはどのようなところにあるのでしょうか。

 

to は矢印です。そのため、始まり、途中、終わりがあります。一方で、at は、到達点、すなわち終わりの一点しか表しません。つまり、始まりと途中は at では表しきれません。

 

 

* I arrived at the school from my house. 

* I arrived at the gym via a national road. 

 

上の2つの文はどちらも正しいとは言えません。1つ目の文は起点、2つ目の文は経過を表そうとしていますが、arrive at との相性は良くありません。

 

 

和訳してみると違和感があるので、それでも上の文が誤りであることがわかるでしょう。ですが、at が到達だけの意味しか持たないということを理解していると、様々な場面で役に立ちます。

 

 

〇 時間を表す on/ in/ at 

 

非常に難しいテーマです。ぶっちゃけ、ネイティブでないと理解できないような感覚もあります。ただし、ある程度は理解することが可能ですので、紹介していきます。

 

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矢印が時間軸を表しています。なんとなく図にしてみるとわかるでしょうか。

 

at は、ごくごく限定的で、on, in と比べて狭いです。比べて in は幅がある感じですね。on は、時間にくっついているイメージから、動きやすく、変わりやすいものに使われることが多いです。

 

ex.) 

at 10 o'clock, at noon, at night 

in the morning, in this year, in a week 

on Tuesday, on April 1st, on that day 

 

 

ツッコミを入れたくなるところもあるでしょう。night は幅があるのになんで at なんだ!!とかね。

 

 

こればっかりはノンネイティブにはわからない感覚ですし、ネイティブに聞いてもわからないでしょう。そういうもんなんだと覚えるしかないです。寝れば夜はすぐに明けるなって考えればいいかもしれませんね。(強引) 

 

 

4. 終わりに

お疲れ様でした。 限定的、狭い、一点、場所化の前置詞、at を扱いましたが、いかがでしたでしょうか。

 

最後の、時間に関しては、使い分けは非常に難易度の高いところになります。もちろん正しく使えればそれに越したことはありませんが、間違っていても言いたいことが伝わらないわけではありません。失敗を恐れずに行きましょう。人間は、限定的なことだけを表すことができる at とは違います。一度のミスや誤りが、その人の英語力の乏しさを表すというわけではありません。

 

 

さて、私は大学生活も後半に差し掛かったところにいるのですが、そろそろ卒業した後のことを考えなければならないです。大学院にいくのか、社会にでるのか。職業の選択だってたくさんあるのでその中から一つを選ばなければなりません。今のところ院進はあまり考えていないので、なんらかの職を選ばなければならないという話になります。

 

 

そのときによくあるのが、安定をとるか、やりたいことをとるか、という2択ですね。みなさんはどちらを取りますか。

 

 

私たちはやりたいことを仕事にした方が良い、ということをなんとなくわかっているのだと思います。だから、やりたいことを取れ!!と他人にアドバイスしますが、いざ、自分が選択する立場になったときに、その選択をするのは難しいものです。そこで、僕から一つ、選択の助けになる(かどうかわからない)アドバイスをしてみます。

 

 

 

私は、人生の中でしなければならない選択に明確な正解は無いと思っています。上の選択の場合なら、やりたいことを取っても、安定を取っても良いと思います。どちらも間違っていないと思います。

 

 

本当の間違いは、選択をした後、企業なり会社なりに入った後、頑張らないことです。入社できたという事実にあぐらをかき、周りが頑張っているのを傍目に見ながらコーヒーを飲むことです。ミスをして上司に叱られたときに、口だけで謝罪を述べるだけで直そうという意思を持たないことです。

 

 

自分が頑張らないことには何も生まれません。頑張れば、どちらの選択をしても何か生まれます。何かを手に入れられます。もちろん、何も生まれないと思ったら、やめる勇気を持つことも大切ですけどね!!

 

 

頑張ろう!!!!AT our best!!!